この記事では、プログラミングを全くしたことがないというプログラミング初心者・未経験者の方に向けて、プログラミング言語の種類やメリット・デメリット、どんなときにどんな言語がおすすめかといった用途などについて比較してまとめました。
Contents
プログラミング言語の種類
プログラミング言語は、種類で言うとはっきりいって星の数ほどあると言っても過言ではありません。
しかし、それぞれの言語は、設計思想の流れや解決したい課題、どんなときに使うと効果が大きいか、などの特徴があります。
今回はおもにメジャー・有名なプログラミング言語について以下の観点で見ていきたいと思います。
- プログラミング言語にはどういう種類があるか
- それぞれどんな特徴がありどういう用途で用いるか
- 挫折せず続けられる言語はどれか
- 稼げる・ニーズのある・人気のある言語はどれか
プログラミング言語の種類
プログラミング言語はなぜ存在するのか
そもそも、プログラミング言語というものはなぜ存在するのでしょうか。
細かいことをはぶいて端的に言ってしまうと、「機械に対する命令を、人間が読み書きできるようにするため」です。
機械は、極端に言うと細部のパーツそれぞれで電気の「ON/OFF」しか判断できません。
この「ON」と「OFF」を人間世界での2進数という数字では「0」と「1」で表しますが、私たちは普段2進数に慣れていないので、0と1の羅列が書かれていても読むことが難しいですし、0と1の羅列で機械を操作するプログラムを書くのは至難の業と言えます。
そのため、人間がマシンに命令するために人間が読み書きできる言語として生み出されたのが「プログラミング言語」です。
すこし難しい話になりましたが、要は人間がマシンに命令するための言語、ということです。

プログラミング言語の種類
そしてそのプログラミング言語は、冒頭でも述べたように、種類がほんとうにたくさんあります。
たとえば、メジャーなものだと「C言語」、「Java」、「Objective-C」、「Swift」、「HTML」、「CSS」、「JavaScript」、「PHP」、「Ruby」、「Python」などなど…
さらにマイナーなものを挙げだしたらほんとうにキリがありません。
プログラミングをはじめてみたい!という初心者の方のうちの大半が、「じゃあどのプログラミング言語をやろうか」と悩むところでとまってしまいます。
これでは、折角決心したのにもったいないですよね。
しかしこの問題の原因は、2つの問題に分解できます。
1) それぞれのプログラミング言語がどういうときに使うべきものかを知らない
2) 自分が任意のプログラミング言語をもちいて何を実現したいかが定まっていない
ここで勘のいいかたは気づいたかもしれませんが、「どの言語からはじめるべきか」は人によって異なるのです。
しかしとにかく、この2つの問題を解決すれば、おそらく「どの言語からはじめるべきか」は自ずと見えてくると思います。
この記事では主に 1) についてを中心に書いていき、プログラミング初心者・未経験者の方がこの記事を読み終わる頃には、どの言語はどんなときに使うのかをざっくりとでもイメージできるようになることを目指します。
ただ、そこで理解できても実は 2) の問題が解決していないとまだ進み出せないこともあります。
この記事を読んでもプログラミングの勉強がすすまない方は、立ち止まって「自分が任意のプログラミング言語をもちいて何を実現したいか?」について考えてみると、意外と解決できるかもしれません。
プログラミング言語別の特徴や用途
何度も述べますが、プログラミング言語の数は無限にあります。
ですので今回は主によく聞く、メジャーな言語について見ていきます。
C言語(C++)
C言語は、古くからある言語で、家電や自動車などのいわゆる「組み込み」といわれる機械を制御するのに多く用いられます。
C++はC言語にオブジェクト指向を付け加えた言語です。
C/C++は組み込み系の他、ソフトの開発にも用いられます。
機械の制御に近い言語のため、マシンのパフォーマンスや速度が重視されるような場合に、マシンの動作を最大限に活用・調整する場合などに重宝されています。
Java
Javaは、よりわかりやすいオブジェクト指向型プログラミングを目指し開発された言語です。
PCを触っているとよくコーヒーのマークにJavaと書いてあるソフトが立ち上がり、アップデートしてください、と出てくるかと思います。
あのソフト(Javaランタイム)が入っていることで、Javaで書かれたソフトはWindowsやMacなどのOSを問わず動くことができるのです。
Javaも、機械の制御に比較的近い言語であるため、パフォーマンスや処理速度が求められる場合によく用いられます。
また、Javaはソフトを開発する時だけでなく、Androidアプリを開発するときに用いることになりますので、Androidアプリを開発したい方は学ぶべき言語と言えます。
Objective-C/Swift
Objective-C・SwiftはどちらもiPhoneアプリ開発で用いる言語です。
もともとObjective-Cだけでしたが、今までJavaをやってきた人でもとっつきやすくなるようなSwiftが追加でAppleから発表され、だいぶ浸透してきました。
就職・転職観点で見るとエンジニアの開発案件として多いので、Macをお持ちであればSwiftから始めてみてもいいかもしれません。
HTML/CSS
HTML/CSSはWebページを作成するときによく用いられる言語です。
HTMLで文章などの構造を制御し、CSSで見た目・デザインを調整します。
ホームページ・Webサイトなどを作りたい時には知っておかなければならないプログラミング言語と言えます。
JavaScript
JavaScriptはWebページにアニメーションといった動きをつけるときなどに用いる言語です。
いわゆるスクリプト言語とよばれる言語特有の、比較的制約が少なく読み書きしやすいという特徴を備えています。
近年ではJavaScript界隈の開発手法やフレームワークが急速に発展してきています。
PHP
PHPもいわゆるスクリプト言語とよばれ、比較的制約が少なく読み書きしやすい言語です。
サーバーと通信してブラウザ上で動くWebアプリを作るときに使われます。
たとえば、Facebookのブラウザ版は、以前PHPで書かれており、FBは独自にPHPを拡張したHackという言語を開発しました。
環境構築が簡単で、すぐに動作をさせることがしやすいのも特徴です。
Ruby
Rubyもまたスクリプト言語です。日本人が開発した言語であり、比較的読み書きしやすくアップデートも盛んなので人気です。
また、アプリケーションが開発しやすくなる「Ruby On Rails」というフレームワークが開発されたことで、人気が加速しました。
近年ベンチャー界隈ではスピードある開発ができることから採用する企業が多くお金になりやすい言語とも言えます。
Python
Pythonはパイソンとよびます。
Pythonも比較的読み書きしやすいため、Webアプリケーションをはじめ様々な分野で利用されていますが、近年では機械学習が注目されたことで、人気が上昇しました。
Python自体はシンプルに作られている一方、機能拡張や便利な追加機能(ライブラリ)が豊富なのも人気の一因といえるかもしれません。
挫折せず続けられるプログラミング言語
挫折せずに続けられるプログラミング言語となると、人にも依る部分ですので正直難しいです。
しかし大体は、厳格なルールに沿った言語を覚えたほうが体系的に理解できる場合と、比較的直感的に理解できる言語を覚えたほうが進めやすい場合とに二分されるかと思います。
あとはAndroidアプリを作りたい!とかiPhoneアプリを作りたい!といったやりたいことベースで選ぶのがいいと思います。
稼げる・ニーズのある・人気のあるプログラミング言語
近年、ニーズが増えてきて単価が高まってきた(稼ぎやすくなった)言語でいうと、「Ruby」、「Python」が挙げられます。
前述のようにRubyはRuby On Railsというフレームワークが発達したおかげでWebアプリケーションを素早く開発できることで人気になりました。また、機械学習などで用いられることが多かったPythonも、AIやディープラーニングが注目されたことで人気が出ました。
近年では技術が発展しつつあるJavaScriptもニーズは増えてきています。
ですので、仕事を探しやすい、稼ぎやすい言語はこのあたりかと思います。
まとめ・プログラミング初心者にオススメの言語
冒頭の方でも述べましたが、どのプログラミング言語から学ぶかは、各プログラミング言語の特性と自分のやりたい分野で決めるのが一番です。
どうしても、ということであれば、プログラミングをまったくやったことがなければ以下の言語でまずはいいかと思います。
- AndroidアプリならJava
- iPhoneアプリならSwift
- Web(ブラウザ)アプリならPHP
もしそれでも不安なら、プログラミングを教えてくれるプログラミングスクールの無料体験会で質問してしまうのも一つの手です。
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